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丸太を「掴む・持ち上げる・積む」

使われる場面: 林業(伐採・集材)、建築資材ヤード、解体現場での大型木材処理、バイオマス発電所の燃料供給

林業

木材グラップル

伐採した丸太や枝材をつかんで運搬・積み込みするための機械です。油圧ショベルのバケットの代わりに、大きな「手」のようなグラップル(つかみ装置)を取り付けたものが一般的です。山林での集材作業や土場での丸太の仕分け・積み込みに使われます。

基本的な仕組み

グラップル本体は、複数の湾曲した爪(ティン)で構成されています。この爪を開閉する力は、ベースマシン(油圧ショベル)のエンジンから送られる油圧で生み出されます。操縦席のレバー操作ひとつで、爪の開閉・旋回・チルト(傾き調整)を自在にコントロールできます。

ベースマシンとグラップルの接続部にはロータリージョイント(油圧ロータリー)があり、つかんだ丸太を吊ったまま360度回転させることが可能です。これにより、丸太の向きを変えてトラックの荷台にきれいに並べるといった繊細な作業ができます。

修理工が特に注意するのは、グラップルの爪の摩耗・変形の補修溶接、ロータリージョイントのオイル漏れ対策、そしてベースマシンとの油圧配管の取り回しです。林業現場は過酷な環境のため、各部の消耗が激しく、定期的なメンテナンスが欠かせません。